「第5回行方の雛まつり」が行方市内で始まっています。麻生、玉造、北浦の各地区の観光名所や商店街の空き店舗などで、市民の方たちが作ったつるし雛やひな人形の段飾りなどが展示されています。
今回見学したのは、大山守大場家郷士屋敷の雛祭り。
大山守大場家郷士屋敷は、中世の山城・玉造城を背にする位置に建つ伝統的な茅葺住宅です。
初代水戸藩主・徳川頼房の領内巡視の際の宿泊所として、また水戸藩南部の藩政事務所として、寛文期(1661~72)に建てられたものです。
大場家は代々水戸藩の大山守を務め、20数カ村の藩有林を管理するとともに、各村の庄屋の上に立ち、藩行政にたずさわりました。
(こちらから引用)
段飾りと打掛。広くて高い天井の梁にはつるし雛。
ちょうど梅が満開で、お庭もとてもきれいでした。
行方市の霞ヶ浦ふれあいランドには何度も来たことがあったのですが、その先に来たのは初めてでした。
行方市は霞ヶ浦と北浦という二つの湖に挟まれていて、水際が50kmもある水に面した土地で、地形的にもユニーク。資料館に古地図が展示されていますが、鹿島灘が上になった地図で、昔の人はこういう風に捉えていたんだなあと興味深く見学しました。行方は水戸藩主が江戸へ行く時の通り道でした。
この大場家郷士屋敷は、岡倉天心の映画『天心』が撮られた時の撮影場所となったようで、俳優さんの写真やサインが受付に飾ってあります。(この作品は、2013年が岡倉天心の生誕150周年・没後100周年に当たることから、それを記念し制作されたもの。)
行方市の霞ヶ浦湖岸は筑波山のビューポイントとしても有名。(行方市羽生の霞ヶ浦湖岸道から霞ヶ浦ごしの筑波山 )
土浦方面から見ると、2つの頂が離れて見えるんですが、こちら行方方面から見ると、頂がくっつくくらい近づいて見えます。その隙間に沈む夕陽をダイヤモンド筑波と言うのだそうです。見てみたいな~。
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